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造形物に黒点(異物)が混入するようになった時の対処方法を解説

3Dプリンター

造形物に黒点が混入するようになった。

黒点(ゴミ異物)の混入を防ぐためには、どのような対処が必要なのだろうか?

こういった疑問にお答えします。

3Dプリンターでモノづくりをしていると「造形物の表面や内部に黒点や茶色い点が混入していた」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。(下図)

今回はこういった黒点がフィラメントに混入するようになった時、私が実践している対処方法を2つとプラスアルファ1つの計3つをご紹介したいと思います。

造形物に黒点(ゴミや異物)が混入している画像
実践することで異物の混入がなくなり綺麗になります
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造形物に黒点(異物)が混入するようになった原因

※正解かどうか分かりませんが、私のイメージはこうです。

造形物に黒点(異物)が混入するようになった原因として考えられるのは「ノズルの内面にくっ付いていたフィラメントが焦げて剥がれ出てきたから」だと考えています。

通常、新しいノズルの場合

ノズル内面のコーティング?がしっかりしているので、送り込まれたフィラメントを何の問題なく排出することができます。

しかし、ノズルの使用期間が長い場合

ノズル内面の劣化(高温に加熱したり、フィラメントとの摩擦が原因)により、内面に付着していたフィラメントが焦げやすく、また剝がれやすくなった。だから、フィラメントと一緒に黒点(焦げ)として排出され、造形物の表面や内部に現れている。というイメージを持っています。

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造形物に黒点(異物)が混入するようになった時の対処方法

私の経験上

一時的に対処したい場合は「フィラメントでノズル内部を掃除する」がおすすめです。

根本的に対処したい場合は「ノズル交換」がおすすめです。

それでは、解説していきます。

① フィラメントでノズル内部を掃除する

中途半端に残っているフィラメント(現在セットされているフィラメントでもOK)を使って、ノズル内部を掃除します。

少し多めのフィラメントを一気に流し込むことでノズル内面の異物(焦げ)を押し出して外に排出するイメージです。

やり方はとてもシンプルで、ノズルを温めたら手動でフィラメントを5~10㎝程度押し出す作業を2回行うだけです。

この時のポイントは2つ。

  • まず5㎝程度押し出して、フィラメントを引き抜く。
  • 引き抜いたフィラメント先端を斜めにカットして、もう一度5㎝程度押し出す。

この作業を行い、引き抜いたフィラメントの先端に黒点が付かなくなればOKです。

ノズルから排出されたフィラメントを確認すると、黒点が多く見られます。

この対処方法は一時的なもので、何度か印刷していると再び黒点が現われてきます。

フィラメントでノズル内部を掃除する手順①
フィラメントでノズル内部を掃除する手順②
フィラメントでノズル内部を掃除する手順③

フィラメントの交換方法についてはこちらで解説しています。

② ノズル交換をする

造形物に黒点が混入するようになった=ノズル交換の時期が来ている。というイメージが私にはあるので、根本的に対処したい方にはノズル交換をおすすめします。

ノズル交換の方法はこちらで解説しています。

③ クリーニングフィラメントを使う

先程、フィラメントを使ってノズル内部を掃除する方法をご紹介しましたが、クリーニング用のフィラメントというものが販売しているので、こちらを使ってみるのもアリかと思います。

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まとめ

今回は造形物に黒点(異物)が混入するようになった時の対処方法を3つ解説しました。

私の場合ですが

白いフィラメントを使っていくつも作る予定がある場合は、ノズル交換をしています。

逆に、黒いフィラメントを使ったり、見栄えを気にしない試作の場合は、一時的にフィラメントでノズル内部を掃除しています。

以上、参考になれば幸いです。

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