2024年1月25日に「Creality K1C」が販売されました。
そこで今回は前モデルであるCreality K1と比較しながら、Creality K1Cのスペックについて解説していきたいと思います。
Creality K1C の概要

① 基本スペックと特徴
ざっとスペックはこんな感じです。
- 最大印刷速度600mm/s
- 監視用AIカメラ搭載
- PLA-CFやPETG-CFなどのカーボンファイバーフィラメントに対応
- 全金属性のエクストルーダーにより、1000回以上の目詰まりのない押出しを実現
- そのエクストルーダーには、ボルスタースプリングとボールプランジャーを採用しているため、フィラメントをガッチリ掴みます。
- ノズルは耐久性に優れた銅製ノズルを採用
- ノズル交換は片手で素早い交換が可能
- 3つの冷却装置で印刷品質を向上
② デザインと構造
Creality K1と同様に、組み立て不要で電源を入れたらすぐに使用可能です。
K1Cはスマートフォンのような簡単操作で、いくつかのタップを除き高度に自動化されています。
ワンタップでできるキャリブレーション機能により、すべての準備が整います。紙を使った普段のレベリング調整とは、おさらばできます。
また、3つの冷却装置で印刷品質の向上しています。(下記参照)
1st: ヒートクリープを最小限に抑えるホットエンドファン
ホットエンドからエクストルーダーへのヒートクリープを最小限に抑え、供給フローの乱れによるフィラメントの早期溶融を防ぎます。
2nd:瞬時に硬化するパーツ冷却ファン
特殊なエアダクトを経由して、強風が新鮮な押出材を硬化させます。これは、層の結合を触媒し、層の質感を向上させます。
3rd:補助ファンによる総合的な印刷品質
チャンバー側には、モデルの冷却を補助するための補助ファンが付いています。
これにより、ブリッジやオーバーハングでの糸引きや反りを最小限に抑えます。
③ 製品仕様
- 本体サイズ:355x355x432mm
- 本体重量:12.4Kg
- パッケージ重量:17.0Kg
- 印刷技術:FDM
- 最大印刷可能サイズ:220x220x250mm
- 最大印刷速度:600mm /秒、20000mm/秒
- 印刷精度:±0.01mm/100mm
- 蓄積ピッチ: 0.05-0.35mm
- エクストルーダー:オールメタルダイレクトドライブエクストルーダー
- ノズル径:0.4mm(Standard)
- ノズル最大温度:300℃
- ホットベッドの最大温度:100℃
- ビルドプレート:PEIフレキシブルビルドプレート
- 使用可能フィラメント:PLA-CF,PA-CF,PET-CF, ABS,PLA,PETG,PET,TPU,PA,ABS,ASA,PC
- 使用可能フィラメント直径: 1.75mm
- レベリングモード:ハンズフリーオートレベリング
- 対応OS:Windows、Linux、MacOS
- スライスソフト:Creality Print,Cura
- ファイル形式:STL/OBJ/AMF
- データ転送方法:USBメモリー/Wi-Fi/LAN
- 電源入力:AC 100-120 / 200-240V (50/60Hz)
- 電源出力:DC 24V
- 消費電力:350W
- ディスプレイサイズ:4.3インチカラータッチスクリーン(IPSスクリーン 80×400)
- 表示可能言語:英語/スペイン語/ドイツ語/フランス語/ロシア語/ポルトガル語/イタリア語/トルコ語/中国語/日本語
- AI カメラ
- 空気清浄機
- スリープモード
- 停電復旧
- フィラメント振れセンサー
- インプットシェイピング
- 照明キット
- スリープモード
Creality K1C を購入できるストアについて

①SK本舗の公式サイトにて予約できます。
②Amazonや楽天でも購入できます。

Creality K1とK1Cの比較
① スペックの違い
Creality K1とK1C のスペックの違いとして
押さえておきたいポイント
- カーボンファイバーの素材にも対応している
- オールメタルエクストルーダーにより長時間の使用にも耐える耐久性を持った
- ノズルの脱着が簡単になった
- 監視用AIカメラが標準搭載
- 空気清浄機の機能付き
K1CはK1に比べて、より高度な技術と機能を兼ね備えていると言えるでしょう。
② その他
その他の点については、K1の後継機種として言われているように、ほぼ同等の機能を持っているかと思います。

まとめ
今回はCreality K1Cのスペックについて解説しました。
Creality K1Cは特に、カーボンファイバーフィラメントを使ったモノづくりをしたい人には魅力的な機種かなと思いました!
以上、参考になると幸いです。
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