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3Dプリンター用真空パック「eSUNストレージバッグキット」のレビュー

3Dプリンター

湿気対策として圧縮袋でフィラメントの保管を考えているが、eSUNから販売されているeSUNストレージバッグキットはどうだろうか。

こういった疑問にお答えします。

■本記事の内容

・eSUN eVacuum Kit の同梱品
・eSUN eVacuum Kit の使い方
・eSUN eVacuum Kit の気になる点、良い点

湿気の多い季節、フィラメントの品質に起因した印刷トラブルを事前に防ぐためにもフィラメントの湿気対策は欠かせないものです。

その湿気対策には

フィラメント専用の乾燥機を使用する
②圧縮袋や容器など密閉可能なものに乾燥剤を入れて保管する
③防湿ケースを自作する

このような対策方法が挙げられますが、たくさんのフィラメントを扱っている方であれば、如何せん全てのフィラメントを保管しようと思うと「乾燥機」や「自作ケース」はちょっと厳しい…と感じている方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、お財布にとても優しく非常に管理もしやすい圧縮袋「eSUNストレージバッグキット」についてレビューしたいと思います。

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eSUN eVacuum Kit の同梱品

eSUN eVacuum Kitの同梱品

圧縮袋:10枚
真空ポンプ:1個
変色乾燥剤:15個
シーリングクリップ:2個
取扱説明書

圧縮袋のサイズは縦38㎝、横33㎝と大きいので、フィラメントを入れても結構空間に余裕がありました。

eSUN eVacuum Kitの圧縮袋にスプールを入れた様子

eSUN eVacuum Kit の使い方

①圧縮袋にフィラメントと乾燥剤を入れ、シーリングクリップを使用して圧縮袋の口を閉じます。その際、スプール中央の空間に付属品の変色乾燥剤を置いておくと色の確認がしやすいかと思います。

eSUN eVacuum Kitの使い方の手順①
eSUN eVacuum Kitの使い方の手順②

②圧縮袋の口がしっかり閉じたことを確認できたら、「Air Valve」と書かれたシールにポンプを当て空気を抜いていきます。その際、画像のように机にポンプを押し当てるようにしても、ちゃんと空気が抜ける仕様になっているので作業性は良好でした。

eSUN eVacuum Kitの使い方の手順③
eSUN eVacuum Kitの使い方の手順④

③空気が抜けきれば作業完了になります。(70回くらいシュポシュポしました)

eSUN eVacuum Kitの使い方の手順⑤

④余った乾燥剤は元々チャック付きポリ袋に入っていましたが、圧縮袋が余っているようであれば念のため同様に保管しておきましょう。

eSUN eVacuum Kitの使い方の手順⑥
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eSUN eVacuum Kit の気になる点

スプールが変形する

私が普段使っているOvertureのフィラメントは、スプールが硬い段ボール製でできています。

フィラメントの残量が多いものであれば、それほどスプールの変形は見られませんでしたが、残量が少ないフィラメントを圧縮すると、画像のように圧縮する力に負けてスプールが変形しているのがお分かり頂けると思います。

こうなってしまう場合は、スプールが変形しない程度に空気を残しておき、多めに乾燥剤を入れても良いかもしれません。

真空パック後のスプールの状態

購入時点で乾燥剤がすでに若干吸湿していた

取扱説明書を確認すると、変色乾燥剤は青から赤に変化するようですが、購入時点ですでに青紫色に変化していました。(少し残念です)

eSUN eVacuum Kitの取扱説明書
eSUN eVacuum Kitに同梱されていた乾燥剤
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eSUN eVacuum Kit の良い点

コストパフォーマンスの良さ

たくさんのフィラメントを扱っている方であっても、1枚200円~300円程度という手頃な価格で一つ一つ分けて管理することができ、何より繰り返し使えるのでとてもお財布に優しいです。

もし手動で空気を抜くのが面倒と思う方は電動ポンプのバージョンもありますので、こちらを検討してみてもよいかもしれません。

フィラメント以外の保管にも使える

圧縮袋が余るようであれば、真空パック可能なジップロックとしても使えるので使い勝手が良いと思います。

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まとめ

本記事では下記についてレビューしました。

・eSUN eVacuum Kit の同梱品
・eSUN eVacuum Kit の使い方
・eSUN eVacuum Kit の気になる点、良い点

フィラメントは一度吸湿してしまうと、購入時点の状態まで戻すのに時間がかかります。使う予定のないフィラメントを含め、早めの湿気対策をおすすめします。

本記事を通して、圧縮袋はイマイチかなと思われた方は、フィラメント専用の乾燥機を検討してみて下さい。

以上、ご参考になれば幸いです。

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